郷土割烹 伊豆の味 おか田 殿
『南伊豆町の風土を活かした郷土料理の創造とお客さま第一のスマイルサービス』
認定日 : 令和4年6月23日
郷土割烹
伊豆の味 おか田
第11号認定証
南伊豆町の風土を活かした郷土料理の創造と
お客さま第一のスマイルサービス
伊豆半島最南端の岬でもある石廊崎などの景勝地を有する南伊豆町。湊地区にある「伊豆の味おか田」は、創業1985年の老舗で、地域(南伊豆)と観光客(人)と郷土料理(味)を結びつける役割を担い続け南伊豆町にはなくてはならない名店といわれている。金目鯛の煮付けでは日本一の美味しさを誇り、県内外からもわざわざ食べに来るほど。お父様の時代から金目鯛など新鮮な魚料理を出す店として多くの観光客を受け入れてきたのだが、2代目店主の岡田正司さんは、このほど(昨年4月)新たな取り組みに挑戦したのだ。コロナ禍で思うような南伊豆への旅行の実現ができない中「1人でも多くの方々に南伊豆の郷土料理・金目鯛の煮付けを食べていただき南伊豆の郷土料理をご自宅で」との思いから、金目鯛の煮付けセットお取り寄せ便の販売を始められた。その結果予想をはるかに上回り口コミ等でも好評を得ているという。おか田のそのチャレンジ精神と、地域愛と、実行力は他に類を見ない。「ここにしかない、ここでしか生まれない、南伊豆という漁場を活かしながらの試み」を実現したおか田に対してわがNPOの第11号に認定するものである。
岡田社長自らの発案でコロナ禍を乗り切ってこられ実績を創り出し土産品の商品開発をいち早く手掛け、時流の変化に果敢に対応される岡田さんのチャレンジ精神と前向きで明るいお人柄が、金目鯛に乗り移っているようにうつる。さらに昨年6月からは「日本一高いコロッケ」と銘打って、伊豆地方で獲れる世界最大のカニ、タカアシガニをふんだんに使ったコロッケのお取り寄せ便も始まった。「日本一高いコロッケ」という高値を逆手に取ったネーミングが功を奏し売れ行きも、話題性もうなぎ上りだ。このコロッケにはタカアシガニのほぐし身が1個当たり30グラムも入っているというおか田ならではの豪華な一品だ。「僕は料理にストーリーを作り出していくようにしています。定食のようにごはんとお味噌汁があるだけではなく、金目鯛や伊勢エビ、タカアシガニはストーリー立てをしやすい。必ずお客様との会話が盛り上がり、『また来ます』って帰ってくださいます」と話す満面の笑みからも岡田さんのバイタリティーあふれる「やる気、勇気、本気」を感じる。「自らが楽しいことを続けるだけ。商売は二の次」という姿勢は、これからも町をも巻き込みながら南伊豆ファンを増やし、町の発展に寄与していくことだろう。南伊豆の名店・郷土割烹おか田の挑戦は、とどまるところを知らない。
認定式は銀座にあるレストランバー「サンク」で行われました。
1970年から続く老舗でもあるサンクで美味しいフレンチも頂きました。
今回お世話になったサンクのHPです。