認定第7号 群馬県嬬恋村

7. 認定第7号 平成28年度(1)
  群馬県嬬恋村 殿
  『嬬恋村におけるキャベツを活かした農業と観光の
  共存によるコミュニティづくり』
  認定日 : 平成28年7月29日

群馬県嬬恋村 第7号認定証


嬬恋村は、群馬県の西端、白根山、四阿山、浅間山の3つの百名山に囲まれた高原に位置し、冷涼な気候から豊かな高原野菜を産する。特に「嬬恋高原キャベツ」は日本一の生産高を誇る。浅間山を背景にした一面のキャベツ畑は、緑のじゅうたんのように美しく、この景観は他に類を見ない。
嬬恋村は、村内にスキー場、ゴルフ場、キャンプ場やホテル、ペンション、温泉など観光施設を数多く有し、様々なイベントを催している。特にキャベツにちなんだ「キャベツマラソン」や「キャベチュー」が有名。これらの活動には村民が積極的に参加し、これを熊川村長が先頭に立って推進している。嬬恋村は真田街道の真ん中に位置するが、熊川村長は真田街道推進機構の立ち上げにも中心として関わり地域の振興に尽力されている。
このように、広大で美しいキャベツ畑で繰り広げられている、我が国の歴史と文化、そして農産物を中心とした農業と観光のかかわり合いや村長と村民の相互関係は他に類を見ない、ユニークかつ開明なもので、当NPOとしてとしてその点を高く評価する。よってここに“ふるさとオンリーワンのまち”の認定証を授与する。


途中八ッ場道の駅で一休み


当日7月27日朝、東京を出て嬬恋村に車で向かう。メンバーは、津田理事長、石井専務理事、増田理事、本橋理事、水野理事。上越道を渋川伊香保ICで下りて、渋川から吾妻川沿いに渓谷の国道353号線をひたすら走る。1時間ほどで八ッ場道の駅に。ここで一休み。現在八ッ場ダムを建設中で、平成30年には完成するそうだ。道の駅の奥には足湯もあり、憩いの場になっている。


認定授与式

津田理事長、増田理事


嬬恋村に到着後直ちに、午前11時より認定式を開始。冒頭、津田理事長よりご挨拶。私は、20年来、日本観光協会で勤め、その後フリーとなり、旅行ライター、大学講師をしてきた。2013年前任者から当NPOの理事長を引き継ぎ現在に至っている。今回記念すべき第7号の認定が長年ご縁のある嬬恋村となったことをたいへん嬉しく存じています。
続いて、増田理事より当NPOの概要をご紹介。当NPOは観光に関わる多くの人材をメインに、様々な経験を有するメンバーで構成されている。全国各地のまだ知られていないふるさとの素晴らしさを当NPOが発掘、認定し、全国に広める事業を行っている。毎年数件の認定をしているが、早期に10件として、これを機にサミットを開催したいと考えている。


水野理事推薦理由


嬬恋村は日本一のキャベツの生産地であり、その景観は他に類を見ないほど美しい。その中で、キャベツをテーマとしたイベントを村長のリーダーシップのもと村民一体で行い、海外にまで発信している。村長は、真田街道のブランド化にも尽力し地域振興に務めている。その活動は、他に類を見ないユニークなもので、これを評価してオンリーワンのまちに認定した。


認定証授与


第7号認定証を津田理事長から熊川村長へ授与。


熊川村長のご挨拶


記念すべき第7号の認定に感謝と御礼を申し上げる。認定のタイトル「キャベツを活かした農業と観光の共存によるコミュニティづくり」はまさにその通りである。当村は、全国に年間2,400万ケース、245億円のキャベツを出荷している。当村にとって一大基幹産業であり、これは、先人、そして村民のなせるところである。キャベツと観光、それは、地名による地域おこしである。キャベチューは知名度全国一、米CNNはじめ世界中に知れ渡っている。またキャベツマラソンでは人口1万の村で500人の村民がボランティアとして協力する。東京、埼玉市民に次ぐ日本第3位のマラソン大会である。
嬬恋村は信州上田から上州沼田に通じる真田街道の真ん中にあたり、NHK大河ドラマ真田丸の舞台。熊川村長は真田街道推進機構の立ち上げを主導し、副会長を務める。いわば、地域おこしに人生をささげていらっしゃる。
最後に、オンリーワン、ナンバーワンの嬬恋を目指し、NPO活動にも全面的に支援いただけるとのお言葉をいただいた。


認定終了後記念撮影


関係者で記念撮影。左からNPO水野理事、本橋理事、増田理事、石井専務理事、津田理事長、嬬恋村熊川村長、久保主査。


津田理事長キャベツ大使


認定授与式の行われた嬬恋村役場の会議室に過去のキャベツ大使が掲示されていた。その中に津田理事長の掲示を発見。理事長は平成23年から25年にかけて大使を務めていた。隣は、同じ時期にキャベツ大使を務められた、山名さん(日本愛妻家協会)。


トートバッグ


授与式終了後、嬬恋村のオリジナルトートバッグをいただいて、ご機嫌の津田理事長。


キャベツ畑


授与式終了後、久保さん(嬬恋村役場観光商工課の主査さんで日本愛妻家協会にも所属)に村内を案内していただきました。まずキャベツ畑に来ました。360度全部、一面のキャベツ畑です。浅間山を背景にまさに緑のじゅうたんはまことに美しい!久保さん、どうもありがとうございます!


愛妻の丘


次に案内していだいたのは愛妻の丘。毎年9月に、日本愛妻家協会のイベント「キャベチュー」を行う会場。


かわいいポスト


愛妻の丘にはこんなかわいいポストもあります。


愛妻の丘お立ち台


キャベチューイベントにおいて、ご主人が愛妻に向かって「絶叫」するお立ち台。今は本橋理事が立っています。


お立ち台から見た田代湖


お立ち台からキャベチューの参加者は田代湖に向かって「絶叫」する。つまり参加者の視点です。やはり広大で美しい高原風景です。


テミル宣言


日本愛妻家協会が発行している「テミル宣言」。キャベチューの参加者は、この「テミル宣言」を印刷したシートをもらえる。


鹿沢ゆり園


最後に案内していただいたのが、鹿沢温泉、スノーパークのゆり園。ここは冬はパウダースノーのスキー場。当NPOの会員である市川さんが経営されている五輪観光のメインスポットです。リフトに乗って、鍋蓋山の中腹まで登る。辺り一面ゆりが咲き誇っています。


業界紙で紹介

平成24年に『オンリーワンのまち』の第7号として認定した
群馬県嬬恋村の
表彰の様子は当会員でもある旅行新聞旅行の旬刊旅行新聞1639号(2016年9月1日)で紹介されました。